先輩からのメッセージ

01
02
03
04
数多くの現場の危機を乗り越え、仕事の本質を学び、自信に変える 坂口健吾 フジ・アステック 設計部 生産設計課
2005年入社。工学部 制御機械工学科卒業。海外出張も含めた数々の現場体験を通じて確信したことは「危機はチャンス」。設計の仕事では、常に”意図”を問い直し、”本質”を見極めながら図面と向き合うようにしている。

シュリンクラベル装着機などの新型機械の開発・設計

私はシュリンクラベルをペットボトルにラベリングするための装着機を中心に、様々な形状のビンやカップ、袋に対応するシステム機械の開発・設計に携わっています。担当しているお客さまの業種は飲料や食品、医薬品など。シュリンクラベルを高速かつ安定的に装着するという目的は同じでも、お客さまによって求められる仕様は異なるため、常に創意工夫が問われます。もっとも私の場合は最初から設計の仕事に従事していたわけではありません。入社1年目は製作課の配属となり、熟練の先輩と一緒になって機械の組立や検証などを行っていました。率直に言って、当時の仕事は毎日機械と格闘するため、両手は油まみれ。しかし、バイクの改造を趣味にしていた私は機械に触れているだけで幸せを感じました。そして1年半が経過した頃、カスタマーサービス課へ異動となり、お客さまの工場に出向いて機械の調整や立ち上げ、トラブル対応などを行っていました。

「仕事の達成感は何度も味わっていますが、そこで満足してしまえば技術者としての進歩はありません」ときっぱり語る坂口にとって、心強いのは身近に信頼できる仲間がいる事だ。

わたしの「挑戦」

カスタマーサービス課での仕事は、結局2年ほど続くことになります。誰もが私と同じような流れでキャリアを磨いていくとは限りませんが、少なくとも私自身は、初年度の現場体験と2年目以降のカスタマーサービス業務を通じて貴重な財産を手に入れることができたと思っています。製作課では、億単位の高額な機械を組み立てたことで、複雑なメカニズムの隅々まで熟知することができました。そして決して忘れることができないのがカスタマーサービス課での数々の体験。2年間で新規受注機の立ち上げを数回担当し、既設の機械に対する部品交換や改造などは数えきれないほど経験しました。カスタマーサービスという名称から、定期的に巡回するメンテナンススタッフのような印象を受けるかもしれませんが、そんな生易しい案件ばかりではありません。私にとって、カスタマーサービス課でのすべての仕事は“挑戦”と呼ぶに相応しい現場ばかりだったのです。

入社して「成長」したこと

ある乳製品メーカーを担当した時のことです。シュリンクラベルと一体化したキャップシールを牛乳ビンに高速で装着するための専用機が、事前に検証したにも関わらず、肝心の現場ではトラブル続き。通常の飲料水と違って低温で稼動させるため、どうしても結露が生じるのです。問題解決を図るため、何度も試運転を繰り返すのですが、本物の牛乳を無駄にさせるわけにはいきません。私は牛乳の代わりに水を入れたビンを大量に用意し、一人黙々と調整を行っていました。フジシールでは若手社員であっても、主担当になった限りは、最初から最後まで自分で責任を持って取り組むのが当たり前。そんな風土が根づいているので、粘り強さが身につきました。結局、この乳製品メーカーの案件はギリギリ納期に間に合いましたが、カスタマーサービスとは、まさに時間との戦い。だから毎回が挑戦の連続なのです。そして一つの現場を終えるごとに、確実に成長している自分と出会えるはずです。

今後「創造」していきたいこと

カスタマーサービス課での仕事で、誇りに感じているのは「坂口君に機械の調整をお願いしたら、見違えるほど調子が良くなるね。これからも頼りにしているよ」と言われたこと。これほど嬉しい言葉はありません。産業用機械も整備する人の腕前によって調子は変わります。愛情を持って接することで使う人の立場を考えながら設計の仕事に従事できるのは自分の大きな強みだと考えています。ぜひとも成し遂げたいのは、人に優しい機械づくり。もちろん効率性を重視しつつ、創造という言葉に相応しい、愛の感じられる機械を開発したいですね。

ページの先頭へPage top